無線ルータなんて、基本初期設定で十分じゃね?
そんなあなた、せっかく購入した無線ルータの性能を最大限発揮したくありませんか?
無線ルータのパフォーマンスを最大限発揮するには?
無線ルータの性能を最大限発揮するにはは、本体のみならず周辺環境も考慮する必要があります。
そんな考慮すべきポイントを紹介したいと思います。
- 周りの住宅と同じ無線周波数帯を使っていないか?
- 無線ルータと同じ無線周波数帯を使っている機器がないか?
- 必要以上に利用する無線周波数帯を束ねていないか?
これら3つのポイント、個別に見てみましょう。
周りの住宅と同じ無線周波数帯を使っていないか?
他の家の無線ルータと同じ無線周波数帯を使っていると、電波干渉により通信速度が遅くなります。
特に集合住宅に住んでる方はご注意を。
周りの住宅の無線とは違う周波数帯を利用することで、無線LAN通信を安定させることが出来るでしょう。
無線ルータと同じ無線周波数帯を使っている機器がないか?
家庭用の機器では、電子レンジやBluetooth対応機器、コードレスホンがあります。
(コードレスホンを持ってる人は減っていますが…)
これら機器は、無線LANの利用周波数帯の一つ、2.4GHz帯と同じ周波数帯を利用しているので、無線LANの通信速度が激減してしまいます。
無線LANは2.4GHzの他に5GHzの周波数帯もあるので、こちらに切り替えてみるのも一つの手段でしょう。
必要以上に利用する無線周波数帯を束ねていないか?
段々と専門用語が出始めてますが…
IEEE 802.11nや、IEEE 802.11acといった無線LANの規格では、無線周波数帯を束ねる技術があります。(チャンネルボンディング)
無線LANの通信速度を上げるための技術ではありますが、無駄に束ねてしまうと利用する周波数帯が周辺の住宅と被ってしまい、結果無線の干渉が発生し、逆に通信が遅くなってしまうことも考えられます。
ということで、周波数帯を束ねるのは、基本的に周波数帯の空きがあったときに試してみるのが良いですね。
無線干渉とは?
さっきから無線干渉って何やねん、という感じですが、簡単に説明してみます。
無線は電波、すなわち波です。
そんなわけで、同じ「波」でイメージしやすい、「音(=音波)」を例えに説明してみます。
色んなところから、全く同じ音が聞こえてきたとします。
全く同じ音というだけあって、どの音がどこから発しているのか、区別はつくでしょうか?
区別つきませんね(^_^;)
同じ音、ということは、周波数が同じ。
無線も同じです。
同じ周波数帯の無線LANを使っていると、端末は本来通信したい無線ルータの電波が聞こえづらくなり、通信速度が遅くなってしまうわけです。
まとめ
3つのポイント、として紹介しましたが、実際には…
- 他の無線干渉を避けるよう、使用する無線周波数帯を設定する。
この1点につきます。
そんなわけで、快適な無線環境を作れるよう、あなたも検討してみるのはいかがでしょうか?