魚の旬って全然知らないなー
魚は体に良いのは分かっているけど、家ではあまり食べないな…
そんな風に思っていませんか?
魚は栄養価も高く、質の良い脂も多く含まれているので、日々の食事にぜひ取り入れたいですよね。
私は、魚を捌くのが苦手なので切り身や刺身を買っているのですが、切り身や刺身からでも意外と色々な種類の料理を作ることができますよ!
また、せっかく食べるなら美味しい魚がいいですよね。
今回は、冬に美味しく食べられる魚と、家で簡単に作れる料理をご紹介します!
魚の旬は「市場に多く出回る時期」
まずは、「魚の旬」について見ていきましょう。
「市場に多く出回る時期」は産卵期直前と餌や最適な水温を求めて移動している時期の2つ
魚の旬は「市場に出回る時期」で、そのままの意味で漁獲量が増える時期のことです。
魚の種類によっては、市場に多く出回る時期が1年に2回あるケースもあります。
ではどういう時期が「市場に多く出回る時期」、つまりは漁獲量が増える時期なのでしょう?
それは、
- 産卵期に入る直前
- 餌や適した水温を求めて移動している時期
この2回と言えます。
産卵期に入る直前
魚がいちばん美味しい時期は、産卵期の直前とされています。
産卵に備えて栄養を蓄えていくため、味が濃くなり、脂ものるためです。
シャケなど、産卵場所が決まっている魚は、同じ種類の魚が産卵場所に集まってくるので、獲りやすく、漁獲量が増えて市場に出回る量も増えます。
産卵期が終わると魚の味は落ちてしまいがちなので、産卵期直前に獲れた魚を狙って購入するのが良いですね。
餌や最適な水温を求めて移動している時期
特に回遊魚によく言えることです。
この時期でも漁獲量が増えるので、市場に多く出回ることになります。
この時期の魚の味は比較的さっぱりしており、油がのった産卵期直前とは味が違ってきます。
市場に多く出回る時期が1年に2回ある魚は、2種類の味を体験できるわけですね。
それでは、冬に美味しい時期を迎える代表的な魚を紹介します!
冬に美味しい時期を迎える魚と家で簡単に楽しめる料理
ブリ
ブリは11〜2月が旬の時期です。
特にこの時期のぶりは「寒ブリ」と言われており、脂がたっぷりのっているのでとても美味しいのです。
※養殖のブリもありますが、ここでは割愛します。
ブリは、切り身でもよく売っているので、家でも調理して食べやすい魚です。
身の味がしっかりしているので、焼き魚にして、塩だけの味付けでも美味しくなりますよ。
冬の寒い時期にぴったりな料理としては、ブリしゃぶもおすすめです。
タラ
タラは12月〜翌3月の産卵期に漁獲量・市場の流通量が増えます。
タラは、白身魚で淡白な味なので、和洋を問わず色々な料理に合います。
- ホイル蒸し(きのこ、野菜と一緒に)
- ムニエル
- 竜田揚げ
などで、美味しくいただけますよ!
サバ
日本では「マサバ」という種類のサバが多く食べられており、マサバは秋から冬に旬を迎えます。
寒い時期のサバは、脂がのっていてとても美味しいです!
私は小さい頃、焼き魚はパサパサとした食感がして苦手でしたが、サバは焼いた後も脂が多くのっているので、大好きでした!
サバは、身の味がしっかりあるので、
- みそ煮
- そぼろ
のような、シンプルな味付けの料理でも美味しく食べられます。
ヒラメ
ヒラメの美味しい時期は、晩秋〜冬にかけた時期です。
産卵期が春なので、その直前の時期が旬というわけですね。
そんなヒラメは淡白な味ですが、旨味もあるのが特徴です。
刺身でそのまま食べるのも良いですが、おすすめはカルパッチョです!
簡単で見た目も華やかなので、クリスマス、年末年始など冬のイベントの際は、ぜひ作ってみてください!
また、煮込んでも身が固くなりにくいので、煮付けにしても美味しいですよ。
まとめ
この記事は、魚の旬について、冬に美味しい時期を迎える魚について、解説してきました。
魚の旬については、
- 魚の旬は「市場に多く出回る時期」
- 「市場に多く出回る時期」は産卵期直前と餌や最適な水温を求めて移動する時期
という2点で、特に美味しい時期は産卵期直前ということを解説しました。
また、冬に美味しい魚は、
- ブリ
- タラ
- サバ
- ヒラメ
を挙げて解説してきました。
冬に美味しい魚を食べて、寒い時期を乗り越えましょう!