2019年9月の話ですが、3万円くらいで、新品Dhual SIMの「XPERIA 10」を購入しました。
「安いけど今更かよ」と総ツッコミを受けそうですね。。。
とはいえ、キャリアのスマホが高いので、もっと安い機種は無いかと海外サイトで探してみました。
そして、たどり着いたのが XPERIA 10 でした。
安いだけあって、使い勝手は大丈夫なのか、という声も聞こえてきそうです。
まさしくその通りで、価格相応と割り切って許容しているデメリットもあります。
あなたが以下のようなスマホを探しているのであれば、今回の記事が参考になるでしょう。
- 安くてDual SIMのSIMフリースマホが欲しい
- Felica (おサイフケータイ) は不要
- 縦長画面でマルチウィンドウ機能を活用したい
- 海外サイトからの購入に抵抗がない
- 日本のキャリアほどの手厚い保障は不要
- 価格相応のデメリットは目を瞑ることができる
では、良かった点・悪かった点をそれぞれまとめていきます。
コンテンツ
XPERIA 10 を買って良かった点
安い
冒頭で記載した通りですが、約3万円で購入しました。
キャリアでは、10万円前後の機種が多いのにこの安さです。
Dual SIM 対応
価格以外のメリット、当然あります。
Dual SIMというのは、SIMカードを2枚挿しで運用できるモデルです。
Dual SIMは、要は2つの電話番号を使えたり、用途に合わせてデータ通信に使うSIMを選べるわけです。
私の場合は、
- SIM1: docomo (FOMA) のSIM (通話用)
- SIM2: MVNO (IIJ mio) のSIM (データ通信用)
という用途で使い分けてます。
docomoだと利用料金が高いので、運用を見直した結果こういう形に落ち着きました。
なお、妻も同じ組み合わせにし、現在は2人で月8,000円くらいで運用してます。
docomoを解約しても良かったじゃん、と聞こえてきそうですね。
心配性な私は、docomoでなければいけないサービスとか出て来た時のために、一応契約を残しているのです。
この運用方法については、詳しくは以下の記事に書いております。
ただし、ここに書いてあるFOMAの契約受付は2019年9月で終了しています。
ですので、docomoの契約はXi(4G)でもっと良い方法を考える必要がありますね。
今度シミュレーションしてみたいと思います。
ちなみに、XPERIA 10 は、2枚目のSIMスロットとmicroSDカードスロットが排他利用(片方しか使えない)の仕様になっているので、注意が必要です。
マルチウィンドウ機能
XPERIA 1やXPERIA 5にも搭載されてる機能です。
例えば、Youtubeを見ながらchromeでブラウジングする、といったマルチタスクができます。
最近のXPERIAの傾向である縦長の画面を存分に活かせる機能です。
なお、一部のアプリでは画面分割をサポートしていないので、注意が必要ですね。
キャリアのサービスも使える
海外SIMフリー版だけど、キャリアのサービスは使えるのか、という疑問もあるかと思います。
基本的には使えます。
実際に私は、dカードアプリやdアニメストアを入れております。
ただし、XPERIA 10 はFelicaを搭載していないので、おサイフケータイ(iDなど)は利用不可です。
おサイフケータイを利用する人にはFelica無しは痛いかもしれません。
最近はPayPayをはじめとしたバーコード決済も普及してるので、必ずしもFelicaが必要というわけではなくなってきてるようにも思えますが。
Android 10 へのアップデート予定あり
XPERIAシリーズで、すでに2019年末に一部機種では配信されていますが、2020年初旬にはAndroid 10 へのアップデートも予定されています。
OSのサポートという意味でいけば、最低限あと1年は使えそうですね。
XPERIA 10 のデメリット
ここまで見てくると良いことづくめに見えますが、冒頭で「価格が安いだけあって、それなりの性能」って書きました。
その辺りについても見ていきましょう。
海外から購入する必要がある
海外SIMフリー製品なので、当然ながら海外のサイトから購入する必要があります。
私は、 EXPANSYS Japan から購入しました。
他にも、 Etoren.com というサイトもあります。
どちらも基本的には日本語対応してるので、初めての人でもあまり抵抗は無いと思います。
キャリアのスマホと比べ、保障が薄い
海外輸入って形になるから当然ですが、保障が気になると思います。
あくまでも日本のキャリアと比較して、という意味ですが、確かに保障は薄いです。
EXPANSYS Japan は通常保障6ヶ月、有償でプラス6ヶ月の保障がつけられます。
また、 Etoren.com は、通常保障が12ヶ月付いています。
私の中では、この保障内容は思ったほどは悪く無いと思います。
ケータイ保障のような手厚い保障はないですが、逆にそこまでは必要無いですね。
この辺りの感覚は人によるので、この保障が許容できる人なら海外サイトの購入も選択肢に入れられるかもしれませんね。
カメラがうまく撮れない時がある
機種の性能の問題なのか、カメラでうまく撮れない時があります。
本当に稀ですが。
カメラを多用する方には致命的ですが、私が今まで経験した中では、以下のような現象を確認しています。
- カメラが起動しない (カメラアプリを起動すると、暗転してそのまま)
- 撮影した画像が保存されない
- フラッシュと撮影タイミングがズレて、撮影した画像はフラッシュ点灯前か後のものになる
値段相応、ですね。
よくフリーズする (単純に使い方が悪いだけ?)
Chromeがよくフリーズしてくれます。
おまけに、フリーズから回復後に「chromeが応答していません」のメッセージが出てくるので、いつも「遅すぎ」とツッコミを入れてますw
ちなみに、私は常時30〜40タブ開いてます。
それは固まるよ、という指摘もあるかと思いますね。
しかし、今まで使ってきたスマホでも同じことしてきましたが、フリーズするというのはなかなか無かったです。
タブ開きすぎというのには弁解の余地はないですがw
ただ、Chromeだけならまだ許容できますが、ホームアプリまでフリーズすることもあるのです。
こちらもごく稀ですが。
ケース使用時、指紋認証の精度が悪い
指紋認証、裸運用の時は全く気にならないのですが、ケースに入れて運用している時は、認証の精度が悪くなります。
最近は、あまり頼らずパターンロック利用に原点(?)回帰しています。
こちらも値段相応だな、という感想です。
Felica非対応
一般的な海外版スマホはFelica対応しておらず、XPARIA 10 も例に漏れず未対応です。
テザリング設定は、OSのバグを回避する必要がある
Android 9 のバグではあるんですが、テザリング機能は利用のために、このバグを回避する必要があります。
1週間・1ヶ月間の連続利用で再起動を求められる
連続起動時間が1週間または1ヶ月を経過すると、再起動を求めらます。
メモリを解放するためなのかな、と勝手に都合良く理由を解釈して見ます。。。
値段相応です。
XPERIA 10の日本版「XPERIA 8」
これまでXPERIA 10のメリット・デメリットを書いてきましたが、実は日本向けに(と思われる)「XPERIA 8」が発売されています。
では、わざわざ海外から取り寄せる必要無いと思うかもしれません。
そんなあなたに主な機能差分の比較表です。
見出し(上) | XPERIA 10 | XPERIA 8 |
---|---|---|
発売日 | 2019/2 | 2019/10 |
価格 | ¥30,000 | ¥55,000 |
防塵防水 | 無し | あり |
Felica (おサイフケータイ) |
無し | あり |
Dual SIM | 対応 | 非対応 |
さて、この機能差でXPERIA 8 に¥25,000ほどの価値を見出せるでしょうか?
まとめ
以上、長々と書いてきましたが、冒頭に紹介した通り今回紹介したXPERIA 10 は以下のような人にオススメです。
- 安くてDual SIMのSIMフリースマホが欲しい
- Felica (おサイフケータイ) は不要
- 縦長画面でマルチウィンドウ機能を活用したい
- 海外サイトからの購入に抵抗がない
- 日本のキャリアほどの手厚い保障は不要
- 価格相応のデメリットは目を瞑ることができる
数あるデメリットを許容できるかどうかは大きなカギですね。
私の中では、2年くらいは使えるかなと思ってます。
興味があれば、ぜひ利用してみてください。